★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【PC】Android BarCode Data Collector

https://play.google.com/store/apps/developer?id=NJC+Co.,Ltd.
  ↑ここ


f:id:tsuchinoko118:20120928143107j:image:left:w2802ヶ月ほど前、急に Android アプリの開発をはじめて Zxing やあれやこれやとお勉強。お勉強のひとつの集大成として ありそうで、なさそうな(笑)BarCode Collector をつくって、ついさっき完成した。Google Play を見渡すと ZXING をつかった QRコードリーダーやバーコードスキャナを見かけるのだが、お仕事の実務では「スキャンする」だけではほとんど無意味で、スキャンした後どうするのかが大事になってくる。

たとえば在庫管理・商品管理。バーコードスキャンしたら、そのスキャンした値を蓄積して、EXCELか専用のソフトに流し込んで、在庫なり商品なりの管理をする。

たとえば工程の進捗管理。バーコードスキャンしたら、そのスキャンした値で、どの製造番号のどの工程がどこまで進んだのかを、EXCELなり専用のソフトに流し込んで管理する。

たとえばオークション出品。バーコードスキャンしたら、そのスキャンした値を・・・・

たとえば書籍管理。バーコードスキャンしたら・・・・

と、バーコードがバーコードだけで成立し完結するのは QRコード→ホームーページ、QRコード→(友達と)名刺交換ぐらいで、ほとんどの場合にはバーコードはバーコードだけで完結しない。ほかに何か必要で、製品なり商品なり情報を受け渡すのに正確で高速だからバーコードの存在意義があり、発展し、日常的にわたしたちの周囲にあたりまえのように存在しているのである。

多くの場合、パソコンと(あるいはノートパソコンと)バーコードスキャナのセットか、または、市販のバーコードデータコレクタなどで、この作業をまかなう。
パソコン+スキャナは基本中の基本だが、移動するのが困難。
そこでバーコードデータコレクタの出番だが、これが、けっこうなお値段する。もちろん頑丈であるとか高機能だとかいろいろあるのだが、とにかくけっこうなお値段だ。また、バーコードデータコレクターから、パソコンにデータ転送をする方法が難解だったり非常にわずらわしかったりすることが多い。また液晶ディスプレイがついてても、コードしか表示してくれなかったり、全く表示がなかったりと、けっこう使いにくい面もある。もちろん、これは使える!という素晴らしい製品もあるのだが、かなりなお値段になる。

そこで Android のお勉強を兼ねて Zxing のお勉強も兼ねて、 Android のバーコードコレクタを作ってみた。バーコードと対比して品名などを表示するマスタを SQLiteでつくってみたり、メールや Wifi でデータを飛ばしたりできるようにしてみた。蓄積してから飛ばすことも出来てフォーマットは CSV なので、このままでもかなり使える。

ただ ZXING は遅い。ご認識が多いなど、いらだつ諸兄も多いと思われるので(笑) USBホスト機能のある Android であれば 市販の USBバーコードスキャナを接続できるようにもしてみた。
Zxing のカメラ画像解析よりも圧倒的に速く確実だ。

もちろんコードの手入力も可能。実用性はバッチリのつもり。

たまたまいただいたお仕事で Android 用のバーコードスキャナという案件があり、いろいろ調べていたら、おそろしく高額で、その割にはまた改めてアプリを作らなくてはならないということがわかり、これはあまりに不便だ。せっかくの新しいハンディターミナルの世界観なのに、と思っての開発だったりする。

お勉強の意味合いが強いので、明らかに不要な機能もしこたま盛り込んだ。
筆者としては、筆者が携わるジャンルでのお勉強はほとんど全部を網羅したことになる。
慣れないこともあり、少し無愛想な箇所もあるのだが、そのあたりはご愛敬(笑)

有料版と無料版を用意して、
無料版は、とにかく楽天の商品案内が出るようにした(笑)

楽天商品検索をするつもりがない人には、とても、使いにくく、うっとうしいことと存じます(笑) その場合は、業務用ユースなので、有料版をご購入ください、という感じに仕上げてみた。お勉強なので無料で、とも考えていたのだが、無料のものを仕事で使われるとどうしてもサポートや品質面での保証を求められてしまうので、致し方ないところでもある。このあたりは申し訳なく思いつつも、なにとぞご了承のほどお願い申し上げます。

アプリに完結しないで Windows 用の受信ソフトも作ってみたので、当職の日頃のお仕事でも活用できそうだ。

ともかく勉強になった2ヶ月であった。