★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】レッドクリフ PART1

f:id:tsuchinoko118:20120916160332j:image:left:w260衛星放送のファミリー劇場(ファミ劇)で、平日毎日8時からNHK人形劇「三国志」をやっている。この三国志は、あの三国志だが、主人公は諸葛孔明(諸葛亮)のような感じで、当時漫才コンビだった島田紳助・松本竜介が解説者となり、劇中にもオリジナルキャラクター 紳々・竜々(しんしん・ろんろん)として狂言回しのような役柄で、最初から最後まで登場していたりする。正直いえば筆者は、あまり三国志が好きではなく(笑)たまたま細野晴臣作曲の主題曲に興味をもって、ついついだらだらと見続けていただけだったのだが、そんなタイミングで、レッドクリフ一挙放送があってしまったので、ついでに見た(笑)
三国志というよりは、タイトル通り赤壁の戦いを中心に描かれており、そのせいか時代劇のチャンバラシーンがひたすら続くだけのようなアクション映画となっていた。そのため、話しがわからないと(三国志を知っていないと)よくわからないことが多い(笑)
誰コレ?
なにこれ?
え?どういうこと?
の連続だ。原作のあるコミックを原作に忠実に映画化されると、こんな感じで置いてけぼりをくらうことは非常によくある(笑)
監督は、ジョン・ウー。
時代劇なので二丁拳銃はないだろうと思ったら、刀を2本振り回す戦士が出てきた。
白い鳩もふわわしいシーンが思いつかないと思っていたら、さりげなく諸葛孔明が飼い慣らす鳥として登場していたり、あいかわらずのこだわりを感じさせる。

f:id:tsuchinoko118:20120916160343j:image:right:w280さて、三国志といえば、先述のNHK作品のように諸葛孔明の軍師(というか魔法使いだ)を中心に描くか、劉備・孫権・曹操の対立と合戦か、呂布・関羽・張飛・趙雲の武勇伝などなどが軸なのだと思うが、本作では、どちらかというと、孫権の軍の将軍(といえばよいのか)周瑜の知略・活躍が中心にあるように見える。もちろん、赤壁の戦いというからには、諸葛孔明一人で、孫権らを説き伏せるような知略があるので、登場しているが、いつもにやにやしてるだけで、さほどの活躍は見せない。
これは、赤壁の戦いが、イコール 曹操が周瑜の女を奪うため という映画のスタンスによるものかも知れない(笑)

ともかく、孔明・周瑜の知略と呼ばれる数分の会話と、あとはひたすら続く長居長居バトルシーンだけで中身があのかというと、ちょっとそこは首をかしげる。
三国志ファンには良かったのだろうか。
いまいちよくわからない。

f:id:tsuchinoko118:20120916160349j:image:left:w280あとで続編というか、本来の赤壁の戦いが描かれる PART2 が公開されているので、はじめから PART1,PART2 の2部作だったようだ。(よくある、1作目がよかったら続編が・・・というのではなく)そのせいか、いささか冗長なつくりであるようにも思われる。
金城武の孔明にも、少し期待していたのだが、にやにやして舌先三寸だけで人を動かそうとする、あやしいやつにしか見えなかったのは残念かも知れない。いや周瑜の引き立て役なのだとしたら、あれでよかったのかもかも。

続編のPART2 はこれから見るところ。はたして総評はいかに。