★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】エイリアン3

f:id:tsuchinoko118:20111224092501j:image:left:w220セブン、ファイトクラブ、パニックルームのデビッド・フィンチャー監督の長編メジャーデビュー作品。公開当時は、CGによるエイリアン、が、唯一の話題にだったという、とんでも大作。

ストーリー的には、1〜2作で完結してしまったためか、あやしい惑星で、あやしい男性だけの世界で、リプリー(またもやシガニーウィーバー)の活躍を描いている。話によると、刑務所なんだそうだが、とても、そうは見えない。

f:id:tsuchinoko118:20111224092500j:image:right:w200エイリアン登場のシチュエーションもクソもなく、”はじめから在る恐怖”として描かれてしまっているので、まさに”13日の金曜日・宇宙版”、怖くとも何ともないどころか、面白くともなんともない。

また、男だけの世界と、その宗教観?は、後日「ファイトクラブ」で炸裂する、フィンチャー節が、まだ、全然、まとまってない状態(前哨戦?)で、はっきりいって、わけがわからない。

f:id:tsuchinoko118:20111224092459j:image:left:w220着ぐるみだった(中身は人間)が、CGになり、人間が中に入らなくていい分、より、するどく精悍になったエイリアンも、ほんの一瞬、ちらりと、登場するだけで、何がどうだ、というほどもない。その姿はエイリアンというより新種の巨大なトカゲだ。

1〜2作目に比較して、宇宙も未来の景色も、はてしなく少なく、変な部屋と水道管だけしか、出てこないので、そもそも「これが、エイリアンシリーズである必要性が、どこにあるのか」と、疑問を抱かせる。

ともかく変な映画である。