★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】エイリアン2(ALIENS)

f:id:tsuchinoko118:20111221062539j:image:left:w220ホラー色の強かったリドリースコット監督の1作目の続編に対して、こちらは宇宙戦争映画に近い元気なジェームスキャメロン作品。邦題は「エイリアン2」となっているが、原題は「ALIENS」(えいりあん・えす、ではなく、エイリアンズ)。文字通り、大量のエイリアンが登場する。

かの事件から数十年後、エイリアンの発見された惑星には、70の家族が住み、植民地として開拓が始まっていた。
ある日のこと、植民地との連絡が取れなくなり、海兵隊とリプリーたちは、エイリアンを殲滅すべく、惑星に向かう。
そこには、大量のエイリアンが・・・・。

f:id:tsuchinoko118:20111221062538j:image:right:w22020年前の作品ということで?SF美術(時代考証)は、古臭いデザイン。SFX合成は黒い切り抜きがハッキリクッキリ見えるし、フロントプロジェクションの使い方も今ヒトツで迫力に欠ける。エイリアンも、着ぐるみそのもので、時代を感じさせる。(要は、なんでもかんでも、ハッキリ見せすぎなんですよね(^^;;)

役立たずのエライ人、金のためなら人命などクソクラエの大会社、母親がどうのこうの、と、うさんくさいシチュエーションのジェームズキャメロン節が、いたるところに炸裂し、観るものをウンザリさせるが、もともと「エイリアンズ殲滅大作戦」という、単純明快なストーリー+何かにつけては火薬でドカーンの”勢い”だけの作品なので、風邪ひき寝不足の頭でも、十分に楽しめる。


f:id:tsuchinoko118:20111221062537j:image:left:w200キャメロンものでお馴染みのマイケル・ビーンターミネーター1の戦士カイル)、ビル・パクストンサンダーバードのトレーシーオヤジなど)や、ランス・ヘンリクセン(今や渋い名優。。。この人好きなんですよねぇ)など、なかなかのキャスティングも、興味深い。(初期キャメロンの常連だ、と言ってしまえば、それまでだが)

つまり、けっこう、おもしろいじゃん、と。

まあ、そういうことではあるが、1作目のゴシックホラー的な”エイリアン”=”恐怖”の取扱に対して、本作ではバイオレンスアクションな”エイリアン”=”手ごわい敵”の取扱。賛否両論あると思うが、個人的には1作目の方の”恐怖感”の方が良かったんじゃないかな、と思うのであった。

パワーローダー(という装甲服もどきのロボット)とマザーエイリアンがバトルするなんてもうなんというか・・・