【映画】ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
ウエンツウエンツ瑛士の「鬼太郎」
大泉洋の「ねずみ男」
田中麗奈の「ねこ娘」
室井滋の「砂かけ婆」
間寛平の「子泣き爺」
1作目からメイキャップも変わって、演技もパワーアップ。このキャスティングに、他の誰を、考えられようか。
この「鬼太郎ファミリー」と戦う悪役に「ぬらりひょん」緒形拳が登場する。豪華だ。ちなみに本作は緒方拳の遺作。
ぬらりひょん、ってば、それほど何するわけでもない妖怪のはずなのだけど、鬼太郎という作品世界では、狡猾で頭脳明晰の、悪のボスキャラみたいな扱いになっている。
前作と比べて、全体に暗めのライティングもベター。
いかにも”シネマ”
CGも、かなりいい。効果的で、綺麗だ。ずいぶん予算がかかっているように見えるが実際、どんなものだろうか。
マンガなのだが、とても、マンガに思えない力強さがある。これは、すごい。
肝心の話はというと
かもめ、かもめ、かごのなかのとりは〜♪ の 歌を聴いたものは、数日後には呪い殺されるという事件が発生。身体にウロコがはえ、死に怯える少女に出会った”ねずみ男”所長と、鬼太郎ファミリー。
人のため、と、事件を捜査すると、そこには「ぬれ女」という妖怪の呪いが関係あるという。事件は解決にむかうように思えたが。。。
しかし、突然現れる、外国の妖怪:夜叉。すさまじい攻撃で、鬼太郎たちを追い詰める。そして、その裏には、人類を滅ぼそうとする、ぬらりひょんが居た。。。。。
巨大な妖力バトルと、呪いの謎解き。
新しいタイプの「ホラーアクション」です。
ぜひ3作目をつくっていただきたいものだ。宿敵ぬらりひょんは、もう居ませんが。。。はたまた興行収入も1作目に比べて遠く及ばず「子供向け」でなくなったゲゲゲに魅力はないかのようだ。
物語に時々、そして何度も登場するセリフが、心につきささる。
魔物。。。。 邪悪な存在。。。 それは、人間のことだ。 (緒方拳:ぬらりひょん)