★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【音楽】THE BEATNIKs(鈴木慶一・高橋幸宏)

f:id:tsuchinoko118:20111127063524j:image:left:w220ムーンライダース鈴木慶一とYMOの高橋幸宏が結成したユニット。
そのユニット名が物語るように、米国の文学界で流行ったビートニクから、頂戴したものでビート・ジェネレーションとも。ウィリアム・バロウズなどが代表的著名人になるのだろうか(あまりよく知らないが)
いずれにしても、もともと、アングラっぽい(笑)慶一&幸宏がコンビを組んで、アングラを標榜して、いったいどのようなサウンドを繰り出すのかと期待していたら、思いっきり「ユキヒロ」だったので飲みかけのコーヒー牛乳を吹き出してしまった思い出がある。
時折、社会的に(時事的に)ムカつくと活動する、という発言も観られるので、政治思想的なものもあるのかも知れない。ともかく音楽性というよりは、普段できないことを好きなようにやっているという印象があるので、たぶん、別に新しい何かをしようというわけでもないので、元来の慶一と元来の幸宏でよいのかも知れない。問題は、聴いていて、何に怒りがあるのかさっぱりわからないところだ。
そうした社会性は、圧倒的に、故・忌野清志郎氏の方がストレートでインパクトがある。当時ニューウェーヴと言われた草食系の歯に衣を着せたような主張では、さっぱり理解不可能だが、それがスタイルなので致し方あるまい。

f:id:tsuchinoko118:20111127063523j:image:right:w260集中的に活動しているような形態ではないので、息が長く、80年初頭に結成し出口主義を発表、今年(2011年)には「LAST TRAIN TO EXITOWN」を発表している。
驚くのは、この今年(2011年)の最新版でさえも、思いっきり「(今の)ユキヒロ」だったので飲みかけの、いろはす温州ミカンを吹き出してしまった。

筆者にとっては、うさんくさい主義主張やアングラ活動には見えず、慶一&幸宏にとっての余暇を楽しむかのような趣味のようにさえ思えてしまうのである。(失礼!)