★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【音楽】JULLAN

f:id:tsuchinoko118:20111117052352j:image:left:w220かつて「YMOの坂本龍一」がサウンドストリートなる番組のパーソナリティをしていて、その一つのコーナーに「デモテープコーナー」というのがあった。テイ・トウワ槇原敬之もアマチュア時代に登場。あえて無理矢理よい言い方をすれば彼らをも輩出した人気コーナーである。その「デモテープ」の一つに、ヨーロピアンな非常にチープでカスい音をした非力なデモテープがあった。バンド(ユニット)名をJULLAN(ジュラン)という。
テクノというには軽すぎ、エレクトリックポップというにも軽すぎ、歌ものなのに、声がよく聞こえず、なんというかヘタクソ。しかし、格好だけはニウロマンティックを標榜していて、なぜ、デビューできたのかさっぱりわからないが、ともかくデビューし、そのチープすぎる音楽性でアーティストのような振りをしていたのが印象的であった。
気がつくと、化粧品会社とタイアップし、CM曲を提供していたが、何を言ってるのかわからない聞こえずらい声は、いつまでたっても成長しないまま、これまた気がつくと視界から消え去っていた。
高橋幸宏氏の”ニウロマンティック”を、チープにしたような 「ビ・ビ・ビ・ビ・・・・」 Because Of Love だけが、かすかにお気に入り。それでも、いま、さっきつくったデモテープのまんまカセットテープで配布されたようなチープさは、なんといえばよいのか、まったくウケない漫才を観ているようで、なんとも。
久しぶりに、ふと思い出したが、「あ、久しぶりに、聴いてみよう!」と、全然思わないめずらしいバンドだ(汗)。