★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】ブレイド2

f:id:tsuchinoko118:20111107204546j:image:left:w240吸血鬼(ヴァンパイア)と人間の混血であるブレイドは、ヴァンパイアハンター。吸血鬼と同じく血に飢え、恐るべきパワーを持っているにも関わらず、ニンニク、銀、日光が平気で、昼間に太陽の下を歩いている姿から「デイ・ウォーカー」と呼ばれ、吸血鬼(ヴァンパイア)たちに恐れられていた。

そんなブレイドの下へ吸血鬼が「手を組もう」と申し出る。

吸血鬼の新種とも言うべき「リーパーズ」が現れたのだ。リーパーズは人間を襲うわけではなく、吸血鬼を襲っている。このままでは吸血鬼は全滅する。ブレイドにとっては、それは願ったり叶ったりだったが、吸血鬼が滅びたその後、人間が襲われ、しばらくすればリーパーズの世界となる。
そんな詭弁に誘われ、ブレイドは宿敵であるはずの吸血鬼たちと手を組み、リーパーズ討伐に向かう。

f:id:tsuchinoko118:20111107204544j:image:right:w260しかし、リーパーズのパワーは想像を絶するものだった。そして、その出自の秘密には意外な真相が隠されていた。

ウェズリー・スナイプスのハマリ役。ブレイドの続編。
ストーリー、アクション、CG、どれもこれもパワーアップ。これでもか、これでもかと、殴りつけてくるようなバトルシーンに圧倒される2時間。

おなじみの、銀の銃弾、銀の杭で、ばらばらになり骨になり灰になるCGシーンも、1作目のややオモチャくさかったところを、アンチエイリアスと解像度アップで、圧倒的な人体破壊シーンに。その数も多く、踊るようにカラテ・アクションをキメるウェズリー・スナイプスには感動すら覚える。ストーリーの内容は、1作目に勝るとも劣らぬものだが、まあ、アクション映画なので、そこを論評せずに、「吸血鬼もの」なので、最初から最後まで暗い闇で繰り広げられる暴力バトルを楽しめばよいと思う。

f:id:tsuchinoko118:20111107204545j:image:left:w260一応ヴァンパイアものだが、リーパーズのデザイン(造形)は、もはや吸血鬼ではなく、バケモノだ。血を吸っているというよりは、かみ殺しているという感じで、銃も銀も杭もニンニクも効かず、脳みそを破壊しても襲ってくる。弱点は太陽の光(紫外線)のみ、というところも、危機感をあおるのにうまく貢献している。

多くの映画作品が2作目になると、コケることからすれば、1作目を凌駕している数少ない作品の一つだ。
ロン・パールマンの悪役ぶりが、効いている。

筆者のオールタイムの1本。