★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【会長】センチメートルな秋

今週のお題「センチメンタルな秋」
私は株式会社エヌジェイシー会長。

f:id:tsuchinoko118:20111104080133j:image:left:w260すっかり秋も深まりと言いたいところだが、最近暑くないか。私はすっかり冬用の毛皮に着替えたというのに、この暑さで、もうなんというか、いい加減にしてくれという感じな今日この頃。諸君は、衣替えをして、しまった!と思っていないか。もう少しの辛抱だ。あしからずご了承してくれ。

さて、今週のお題はセンチメートルな秋ということで、はてなも、なかなか際どいところを攻めてきたと感慨深い。

実は、私は以前から、センチメートルという微妙な立ち位置が気になって気になって仕方がないのだ。

というのも、諸君もご存じの通り、基準はメートル(メーター)だ。世界の単位系、SI系でもMKS系でも、どちらも長さの基準となっているフランス産まれの長さの基準で1 秒の 299 792 458 分の 1 の時間に光が真空中を伝わる行程の長さである。正直言ってわけがわからないが。

そしてキロメートル、ミリメートルと、1000倍=10の3乗毎にオプションがついている。

1Km(キロメートル)=1000m=1x10の3乗m
1m
1mm(ミリメートル)=1x10の−3乗m
1μm(マイクロメートル)=1x10のー6乗m
1pm(ピコメートル)=1x10の−9乗m

といった風にだ。

f:id:tsuchinoko118:20111104080137j:image:right:w260しかし、センチメートルだけは、ご存じの通り1cm=10mmで、1cm=0.01m=1x10の−2乗m という、非常に違和感のある「2乗」という立ち位置にある。

では、1x10の2乗=100mに、他の呼び名があるのかといえば、聞いたことがない。センチメートルだけは別格のような扱いだ。

ものの文献によれば、センチメートルというのは、SI系でもMKS系でもないCGS単位系に属するもので、CGSの「C」がセンチメートルのCだ。(MKSのMはメートルということである)
Mではなく、なぜCなのかは、よくわからない。
「センチ」という「尺」や「寸」、「ヤード」「マイル」のような単位があるのではなく「センチメートル」なところがナゾがナゾを呼ぶ怪奇大作戦だ。

そんな不思議なセンチメートル。私は大好物だ。
あやしくて、いい感じではないか。
どうかね諸君。

ちなみに、当社=株式会社エヌジェイシーのホームページアドレスは、http://g-cm3.com だが、この「g-cm3」は、グラム毎立方センチメートル、すなわち g/cm3 のことだ。

日頃あまり使わないかも知れないが、「比重」と呼ばれるものの単位で、水1cm3(1センチx1センチx1センチの立方体)は1g というアレだ。鉄はおおよそ 7.85g/cm3 水が1g/cm3 なので、鉄の方が水より重いので水に沈む、という、科学であり物理であり、理科で習ったあれだ。

この単位も、どういうわけかセンチメートルが使われ、なぜ、メートルではないのか、不思議で仕方がない。そう思っていたら、密度というものがあり、こちらの単位はキログラム毎立方メートルだ。SI単位系になる。

しかし、センチメートルがなくなりメートルになったのはいいが、なぜ、キログラムなのだ。どうしてグラムではないのか。
あちらが立てばこちらが立たず。

寒くもなく、暑くもなく、どちらとも言えない 秋のようだ。

f:id:tsuchinoko118:20111104080155j:image:left:w220センチメートルな秋。深く考察してみたが、眠くなって・・・いや、頭が混乱してきたので、瞑想するとしよう。

ではまた来週。

諸君、あまり深く悩むでないぞ。