【PC】Windows Phone 7.5 -IS12T-
iPhone vs Android と明後日の方向を向いたような対決記事があふれている中、日本では流通さえしていなかった Windows Phone。その最新版である Windows Phone 7.5 「まんご」を搭載した”世界初”の機種 東芝 IS12T が発売されたのはおよそ3ヶ月前。当初は 9月〜今頃に発売予定をしていたそうだが、iOS5 や iPhone4S(当時は iPhone5の噂さえあった)との直接対決を避けるためか、その販売開始は早められた。
au(KDDI)から販売されたIS12T は、「Windows Phone 7.5だ」としかアナウンスされていないような気がしていた筆者は、あまり力をいれて売る気がないという印象がぬぐえなかったが、今の市場動向やスマホ勢力図などなどを見ると、やはり、という感じだ。
本気度が足りないというか、とりあえずというか。カメラがどうだ、おサイヅケータイがどうだ、そういう「日本でスマホを売る」常套句がほとんど出てこないで「Windows Phone 7.5だ。まんごだ」で、いったい誰が買うというのだろう。
筆者は買った(笑)
スマホや携帯電話として使う気は毛頭なく「ハンディターミナル」や「PDA」としての位置づけで、「Windows 8」への足がかりのつもりである。
ご存じの方は、よくご存じだが「Windows Phone 7.5」は商品名であって OSとしては「Windows Phone 7.1」になる。つまり、Windows Phone 7 の追加補正版という位置づけで、時期OS の 「8」に番号を合わせたいマイクロソフトの意図が見え隠れする。
この Windows Phone 7.1。大昔にあった Windows CE の流れの OS で、CE という名前が消え Windows Mobile になり 気がつくと Phone の名を冠するようになった。CE といえば、ハンディターミナルや PDA の OS として著名で、小型のCPUパワーがなく容量も少ない機械用の OS であり
業務用ユースで、結構利用されてきている。
スマホ的な戦略・機能はさておき、過去のソフトのノウハウ・資産が多く、最近筆者が凝っている Visual Studio 2010 に SDK(開発ツールキット)を組み込んで VB や C# で、そのアプリケーションを作成できることが筆者を突き動かしている大きな要因だ。
Windows Phone 7.1 SDK 開発ツールキットでは、エミュレーターが搭載され、実機がなくても動作テストなどをPC上で行うことができるが、やはり、通信やカメラ関連となれば実機が欲しい。
そこで、じ〜〜っと白ロムの価格動向を注視していたのだが、定価7万円ほどのものが、今は2万円台前半で、ちまたに、あふれまくっている。それだけ売れていないのだ(笑)そろそろ底値感もあったので、先日、購入した。
さっそく少しだけ使ってみると、画面の動きが、ぬめぬめふにゃふにゃしておもしろい。独特の動きをしている。またCPUなどのハードウェアパワーに依らず処理速度が速い。このあたりは iOS や Android に比べて洗練されているところで、.NET Freamwork の貢献度が大きいように思う。
まだ存分に触っていないのだが、これから Visual Studio 2010 に組み込んだ開発ツールで、いろいろと作ってみようと思っている。
少し調べると ほとんどが SilverLightで動いているとのこと。筆者は SilverLight のスキルがないので、これから勉強だ。
Win8 が登場する頃には、PCとPDAの連携のまた変わった世界観が訪れるだろう。クラウドと Android は、おそらく衰退していくことになると筆者は予想している。このあたりは、また別の機会に。
スマホとしての IS12Tのルポも、また別の機会に。
別の機会ばかりですね(笑)