【あいほん】SYS-Activity
筆者は iPhone4 ユーザーだが iOS4.3 あたりから、何かと iPhone の調子が悪いときが多くなってきた。おそらくは多くのアプリをいろいろと使いすぎということなのだろうと、ホームボタンをダブルクリックし、アプリを終了させるのだが、ひどい時には、鳴ってる電話をとれない時もある。
これは この少ないメモリ、この少ない記憶領域しか持たない、この小さな駆体において、”中途半端”にマルチタスクを実現している iOS の仕組みによる。アプリを起動すると、メモリを占有する。少ないメモリに、大きなアプリを動かせばすぐにメモリ(リソース)はなくなる。次のアプリが動かなくなる。だからアプリを終了する。するとメモリが解放される。と、カンタンな”シングルタスク”なら良いのだが、次回の起動がすぐに出来るようにと、メモリが余っていれば(余っている限り)アプリの一部を、メモリ上に残しておいて次回の起動に備えることをしている(ようだ)。
それがよろしくないわけではない。Android も Windows も多かれ少なかれ、そういうことをやっていて、最近のOSの基本的な動作とも言える仕事である。
ユーザーとしては、多数のアプリを起動させないなど、無理のない、小さな駆体に優しい使い方をすればいいのだろうが、なかなか、そうもいかない。そこで、あわてて、起動中のアプリを終了させるわけだが、前述のメモリに残す機能があるため、それでOKというわけでもない。
こういう時どうするかと言えば、スリープボタンを押しながらホームボタンを長押しし・・・・再起動する。するとメモリは強制的に解放される。
しかし電話がかかってくる度に、こういうことをしていると、「電話をかけると、呼び出し音の最中に一回、プチっと切れて、もう1回かけると、つながる」という不思議な体験をさせてしまうことになり、ある人は「ソフトバンクの回線品質のせい?」と言ってたりもしていて、とにかく、あまりよろしくない。
そこで、オススメされたのが(筆者がオススメするのではなく、友人がオススメしてくれた(笑))「SYS-Activity」というアプリだ。
メモリを解放してくれたり、バッテリーのトリクル充電をしてくれたりと、システム関連の操作をしてくれる。
筆者が求めるのは、主にメモリ解放だが、なんと、自分自身(SYS-Activity)も解放してしまい、動かなくなるなり落ちるなりするというくらい、解放してくれるのだ(笑)
起動すると、いきなりメモリの状況が表示されるので、赤丸のボタンをクリック。すると、どんどんメモリを解放していき、最後は自分をも解放し自爆する。
このあとホームボタンをダブルクリックし、起動中と表示されているアプリを根こそぎ終わらせる。
これで完了。安心して電話を受けられる。
現在、前のバージョンで大きなバグを出したらしくただいま半額キャンペーンで 85円(日本円)とお安い。
iOS5になったことで、さらに OS がメモリを食ってしまうので、予防措置としても必須アプリと言えよう。
最近は2〜3日に1度、この Sys-Activity でメモリを解放しているせいか、電話がなるとフリーズするという、クリティカルな異常には遭遇していない。快適に iPhone を使用できている。
「故障かな?」と思ったら、まずは、このアプリでメモリ解放などを試みてはいかがなものか。