【映画】ソウ3
さて、あれよあれよと瞬く間の3作目。1作目で「医師に無慈悲に末期ガンと宣告され」、2作目で「死んだはず」のジグソウ(トビン・ベル)。今回は、実は生きていたが、もうすぐ死にそうな状態の「寝たきり」で犯行に及ぶ。
ジグソウは、もともと自ら直接は殺すわけではない。あくまでも『選択の殺人鬼』。それ以上も、以下もなく、なにもしない。とは、言うものの「犯人は寝たきり」。こんな殺人鬼は映画史上初めてではなかろうか。
ともかく寝たきりの犯人ジグソウは意識を失いながらも、トビン・ベルの名演に支えられながら、予定されたゲームを開始する。
シリーズすべてに登場してきたアマンダ、女刑事ケリー、ジグソウ、全員絶命する。もちろん前作(2作目)で、最後結局どうなったのかよくわからない刑事もミイラ化した死体となっている。さらに3作目に新たに登場した人物も、みな死ぬ。
ただしジグソウは前作すでに絶命していたはずだが生きていたので、当然、今回も死んでいないのかも知れない。
また特筆すべきなのは、今回の残虐シーン。1、2とも「いてててて(>_<)」ではあったが今回は輪をかけて凄まじい。最初から最後まで、ノコギリ足切断が続くような感じと言えばよいか。さすがの私もグロッキー気味で、いやあ、まいりました。
ジグソウのぼそぼそとささやく「復讐は苦悩を産むだけだ」というセリフも印象的。寝たきりでも、まだ説教をする。これぞ、ジグソウの世界。ソウシリーズの世界観が確立された作品でもある。
超おすすめ。