★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

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【音楽】サンディ&ザ・サンセッツ

f:id:tsuchinoko118:20110818194341j:image:left:w220本名は”鈴木あや”さん。日本人である(スペイン人とのハーフだということらしい)。
もともとは歌手・グラビアアイドルであるが、ある時点より、久保田麻琴と夕焼け楽団に参加。そのまま、「サンディ&ザ・サンセッツ」として、活動することになり、一時期、暗いテクノ界の華として活躍した。

筆者が、サンディおよびザ・サンセッツを知ったのは、「スネークマンショー」に収録された Jimmy Mack からで、そのあと、細野晴臣作曲の Sticky Music がオーストラリアで大ヒット。ベスト盤ともいうべき「祝・再・生」にて、高橋幸宏の名曲 Drip Dry Eyes を妖艶にカバーしたことで、「テクノなバンド」として認識したことによる。

しかしながらザ・サンセッツの音楽性は、そもそもテクノではなく、アジア・テイストなもので、活動すればするほど、どんどん、そちらに傾倒していってしまったので、結果的に、Jimmy Mack。Stiky Muisc。Drip Dry Eyes。だけで筆者的には終わってしまったバンドである。あくまで筆者的には、だが。

今になって、彼らの曲を聴いてみると、音質的にも音楽的にも、全く陳腐化されておらず、新しいものとして聴くことができるのは特筆に値する。「ああ、懐かしいテクノだなぁ」という気がしないのだ。

ちなみに、楽曲を聴くと、アジアンテイストとは言うモノの、思いっきり琉球音楽的なスケールをふんだんに使っているため、沖縄の香りがするのだが、サンディは東京出身だし、久保田麻琴も京都府産まれで小松市(石川県)出身だったりするので、あくまでも「風(ふう)」であって、ほんものというわけではない。

このイカサマ的アプローチは、ありえない東洋で世界をまわった細野晴臣ゆずりなのかも知れない。

紙芝居が始まるよ〜〜〜。