【会長】ダメなことなんかあるもんか。

今週のお題もハリーポッタースペシャルであるにょか。
映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』見たい！
「もうダメだ」から逆転したエピソードを教えてください

私は株式会社エヌジェイシー会長。

私は原則として「もうダメだ」と考えないことにしている。「ダメ」とは「駄目」で、囲碁の終局あたりに打っても自分の地にならず、相手の地を奪ってもいない、”無意味”で”無駄”な「目」のことで、転じて「打っても無駄な、やっても無意味」という意味である。言い替えれば「もうダメだ」とは、「もう、無意味だ」ということで、これは、「もう、得することはない」という”損得”の話であることがわかる。

私は、常に、自分の得することばかり考えているが、自分が損をするかどうかは考えない。

結果的に、損をして、「しまった」と、しょげることはあるが、やる前から損をしたらどうするか、損をしないぞ、とは考えて行動することはない。

例えば、つちのこ社長が、私の興味をそそるように、人差し指を私の目の前にブラブラさせることがある。私は、人差し指のブラブラに思わず、鼻頭を近づけ、人差し指の香りを嗅ぐ。すると、つちのこ社長、私の鼻をツンツンする。私は、びっくりして、しまった、と「あにゃ！」と言ってしまう。

よくよく考えれば、私は、人差し指に鼻頭を近づけることさえしなければ、興味さえ持たなければ、びっくりすることもない。自分が「損をする」ことを考えれば、こうした被害には遭わないだろう。

しかし、絶対に損をしないつもりで、安心・安全を求めていると、逆に、美味そうなカツオ味のオヤツを見逃してしまう。不思議なもので、「損をしないこと」を意識すれば「得すること」ができるのかというと、世の中、おもしろいもので、「得することを求めれば、得することを得られる」が、「損することを避けていれば、損をしないで済む」だけで、安全と安心が、そのまま、自分の得になるのか、というと、そうではないことの方が圧倒的に多い。

私も、株式会社エヌジェイシーの会長に就任する際、そのリスクや責任、不安について、まず思いを巡らせるなら、「損をするかも知れない」と怯えてしますので、「それは得する話しかも知れない」という方向ばかりを観て、就任することに決めた。

会長職の重責についても、「責任が重い」「何かあったらどうしよう」「まず、安全と安心を保証しろ」「不安を解消してくれ」と思えば、責任が重いし、何かあったときのことを考えると怖いし、結局、何もできないし、何もしないことが、安心で安全である、と結論に達したため、「そういうマイナス方面のことは考えない」（笑）ことにした。

不味いものは食いたくない、なら、不味いものは食わずに済むかも知れないが、美味いものにありつけるわけでもない。美味いものを食いたいと思うと、美味いものを追いかけ、美味いものにありつける。

往々にして、多少のリスクはあるかも知れないが、リスクの排除が、そのまま、自分の得たいものを得る保証にはならないということである。

転じて、私は、世の中、自分の行動、考えに「無駄なものは何もない」と決めつけており、「もうダメだ」と思わないことにしている。時には、「もうダメだ」と思ってしまい、身を隠し小さく丸まり物陰に隠れることもあるが、いつまでも、そうしていても、安心はないし、得する話しもないし、腹具合も満たされない。「もうダメだ」と思えば、本当にダメになってしまうのだ。

無駄だと思えば無駄になり、マイナスに思えばマイナスになる。
が、それらは決してプラスにはならない。

数学の世界では、プラスの反対はマイナスで、マイナスの反対はプラスのように、教わって、そう思い込んでしまうところがある。東に１００メートル進むということは、西にマイナス１００ｍ進むということは、西にマイナス１００メートル進めば東に１００メートル進む、のかといえば、必ずしも東にいくとは限らない。あくまでも「東に進む」ことに対して、西に進めばマイナスだということであって、ベクトルが「東西」であるときに限られる。上空に向かって進むときに、西にマイナス１００メートル進んでも、一歩も上空に進めないのだ。

そんなわけで、わたしは「マイナス」は考えない。

転じて、無駄は考えない。

すると自動的に「もうダメだ」と思わないことになる。
心が強い弱いではない。単に、自分が損をすることを考えないだけだ（笑）

「もうダメか」どうか、よりも、「どうやったら美味いものにありつけるか」「どうやったら日常楽しく過ごせるか」「どうやったら・・・」と、いつも前向きに考えている方が、ダメ＝無駄＝損しない、ことを考えるより楽しいと思わんか（笑）

そんなわけで、私は、今日も、それが無駄かダメかどうかなど考えずに、もみもみと瞑想にあけくれる。
今日はテーマがテーマなので、おもしろくとも何ともない話しになってしまった、すまん（笑）

諸君、また会おう。