★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【会長】仲間との絆

今週のお題もお休みらしい。3つのお題全部書いてしまったぞ。
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映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』見たい!
あなたが友達や仲間との「絆」を感じたエピソードを教えてください

私は株式会社エヌジェイシー会長。

私は毎週金曜日「今週のお題」を担当しているが、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』見たい!キャンペーンとのことで、通常の「今週のお題」が休みになり、ずいぶんと長い日々が経過し、ついに3つとも、この特別お題について書いてしまったことになる。来週からは、通常の「今週のお題」に戻るのかと思ったら、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』見たい!キャンペーン第2弾ということで、またも、お休みになるようだが、ネタがつづくか少々不安に思う今日この頃、諸君、1週間のご無沙汰であった。うだるような猛暑が続いているが諸君は元気だったかな?

私は、朝から晩まで倒れるか瞑想する毎日だ。

さて、トモダチやナカマとの「絆」を感じたエピソードとのことだが、原則的に一匹狼の私には、あまり、そうしたエピソードがない。しかし、あえて絆を語るということであれば、”ガメラ”(平成シリーズ3部作限定)にはとてつもなく親近感を感じ、絆を感じている。

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叫び方がそっくりだ。

監督:金子修介 特撮:樋口真嗣  脚本:伊藤和典

「ギャオス・地球的規模で大発生か!?」

新聞の一面を飾る記事が語る地球異変は、前作でガメラがレギオンを倒すために、集めたエネルギー「マナ」(聖書でエジプトを脱出したイスラエルの民に与えられた神から食物の名もマナ)の影響であるらしい。

その中心であった日本にはギャオスが集中して飛来。それを追うガメラも渋谷で、おいおいそんなに炎上しないだろうと思うほどの火炎力(プラズマ火球)を連射、多くの日本人を殺戮し、渋谷を壊滅させる。

自衛隊は、日本を守るため、ガメラへの総攻撃を決定。

この自分の目的のためには、手段も人のことなどお構いなしなところも、そっくりだ。


[f:id:tsuchinoko118:20110715055327j:image:left:w230”子供たちの味方”をあえて否定したかのような”平成ガメラ3部作”。最初から最後までハードな内容で、むしろ子供を遠ざけるような過激な映像が続く、平成ガメラシリーズ第3作。

とくに最終話ガメラ3では、ガメラの「正義のため」という目的の身勝手さが目につく。

ギャオスを倒すため、少女の親を巻き込み命を奪ってしまうガメラ。親をガメラの「正義の戦い」で殺された
ことを根に持つ少女が、なぜか、オカルトちっくに伝説の邪神の封印を解いてしまい、イリス(ギリシャ神話から、ぱくった名前)を巨大怪獣として育ててしまい、最強(凶)怪獣と戦うハメになってしまう。

作品に登場するゲームデザイナー倉田真也が、この事態をこう説明する。

古代の人類が最強の生物兵器ギャオスをつくった。しかしギャオスは制御不能で自らの文明、自らの命に敵対し襲撃してきた。そこで古代の人類は、ギャオスを倒すための新たな生物兵器を産み出す。それがガメラガメラは、人類を守るためというより、地球の生態系を守るため、ただただギャオスを倒すために存在する。ガメラは人間のために犠牲にはならない。ただ自分の産まれた目的のためにギャオスを倒し、結果的に、そのことが、人間にとって「味方だ」と思わせる要因になっている。

つまり、うっかり巻き込まれた人間の遺族にとっては、ただの「憎い敵」なのである。

ひとえに、ガメラの「自分の目的のために」結果的に・・・というところも、私に似ている(笑)


ギャオスの進化系(亜種)であるイリスを、必殺バニシングフィストで倒したあと、ギャオスが異常発生。大量のギャオスが日本を襲撃開始する。次々と、続々と、日本へ向ってくる。何百ものギャオス。何千ものギャ
オス。何万ものギャオスが。

f:id:tsuchinoko118:20110715055328j:image:right:w230街を超音波メスで切り裂き破壊し、人肉を食い、人間を滅ぼすギャオスの群れ。まさしく、”レギオン(大勢)”だ。イリスとの戦いの末、傷ついたガメラではあったが、大空に向って吼え、そしてギャオスの大群に立ち向かっていく。

ガメラは戦う気です。最期まで・・・ひとりになっても・・・」

必ず滅び、そして死んでいく運命が間近にせまった中、人間には、ギャオスに立ち向かうすべは皆無。そしてガメラに希望を寄せるしかないのだ。

確実に破滅に向う人類。

平成ガメラシリーズの物語は、終末を暗示し、幕を閉じる。なんと、暗い、なんと、救いのないドラマであろうか。公開は、世紀末1999年の作品であった。

この世紀末破壊の作品が終わったあと。
明るい未来を描いているかのような大冒険ファンタジー。ハリーポッター・シリーズが公開されることになる。

21世紀になったからと、無根拠の明るい未来がやってきたと、おどける人類に対し、さまざまな驚異と”新たな世紀末論(2012とか)”が暗躍し、夢のような未来は結局は夢であって、現実はいつも死ととなりあわせ、だという冷たい事実をつきつけられている毎日。

明るい冒険ファンタジー・ハリーポッターもご多分にもれず、死の影と戦うことになる。「ハリーポッターと死の秘宝2」ハリーの最終戦争は、やはり、人類のため、というわけでもなく、死の象徴とのラストファイトである。

せめて映画では、死に勝つことができるんだろうか。
それとも・・・・

あ。すまんすまん。話しがまとまっていない。暑いからだ。
最近は瞑想しているのか、気絶しているのか、よくわからない毎日だが、諸君もがんばってくれたまえ。
水分補給は忘れないように。
必要以上の節電で倒れないように。

では諸君、また会おう。

なお今週の私の写真は misteronさんによるものだ。傍若無人な私がよく現れていると思う。