★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【会長】GAMEと私

f:id:tsuchinoko118:20110610064725j:image:left:w220今週のお題「ゲームと私」

私は株式会社エヌジェイシー会長。
1週間のご無沙汰であった。諸君、元気にしていたかな。

私は Perfume の「GAME」がいまだにお気に入りでヘビーローテーションである。
「近未来型テクノポップユニット」と名乗る Perfume であるが、なんだかんだ言ってもアイドルであり、エレクトリックポップ(エレポップ)の”香り”が漂う3人組。その第一弾オリジナルアルバム「GAME」には、Perfume の名を一気に押し上げた「ポリリズム」も収録されている。無機質に刻む8ビートのリズムが変拍子に変わり緊張を産む1分30分あたりからの30秒が私のお気に入りである。また曲の終わりにある拍子の一致しないビートが同時に演奏されることで産み出される緊張と独特のグルーブ感、すなわち、ポリ・リズムが心地よい。

アルバム「GAME」には、他にもピコピコとした、愛らしいエレクトリックポップ(エレポップ)満載だが、タイトル曲「GAME」だけは、そのままハウス・ミュージックで、愛らしいというよりは、格好良いので、私の最もお気に入りの1曲となっている。私的には、ポリリズムよりも、GAME の方が「テクノポップ」であり「クラブミュージック」であるように感じている。

f:id:tsuchinoko118:20110610064724j:image:right:w200もし私が Perfume のライブ(またはコンサート)に赴く機会があったなら、GAME ではヘッドバッキング付きで踊り出してしまうだろう。リズムは単調な8ビートに聞こえ、歌は4ビートにさえも聞こえるが、実際には16ビートである。

実はアイドル Perfume には、たまに、こういうゴリゴリのハウス・ミュージック+クラブ・ミュージックなハードなテクノ曲がある。この点で、一般的なアイドルとは一線を画す。Perfume の台頭後、似たような”テクノポップユニット”が多く輩出されたが、そのほとんどが、ヒットもなく評価もなく消えていかざるを得なかったのは、「見た目」「プロデュース」もあるのかも知れないが、”ホンモノ”のテクノが混じっているからに違いないと、私は考え、普段は「アイドルなんぞ・・・」と、若いもんに説教をする私であるが、Perfume だけは、ニンマリと笑みを浮かべながら高い評価をしていると、若いもんと肩を並べ熱く語る。

とはいえ、私は、誰が、のっちで、誰があ〜ちゃんで、誰がかしゆかなのか、ぜんぜん分からないのだが。

アイドル故に「売れた」ことで、次第に、”ホンモノ”の部分が薄れ、単に「もっと売れる」ような単純化がはかられ、”ホンモノ”が粛正されたとき、Perfume は過去の産物として消費されつくした結果捨てられることであろう。

”ホンモノ”のテクノ市場には、もっと過激で、もっとシビれるサウンドが、たくさんある。
Perfume with 中田ヤスタカ氏には、どんどん”ホンモノ”を取り入れ、大昔バナナラマが単なる消費型アイドルから良質のポップスユニットに成長し、今もコンスタンスに新曲を発表しているように、長く続けていただきたい。ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。貴殿のますますのご発展を祈願しつつ、


f:id:tsuchinoko118:20110610064726j:image:left:w200今週のお題「GAMEと私」の筆をおくとしよう。

私はこれから日課のもみもみに忙しいのだ。

諸君、また会おう。