【会長】雨の日の戦い方
今週のお題「雨の日の楽しみ方」
私は株式会社エヌジェイシー会長。
私は窓際にある私専用タワーから、下々の者を見下すのが好きだが、雨の日は下々の者は傘で身を隠し、あるいは、車で一瞬に通りすぎることが多く、なかなか見下すことができない。
これから、もうしばらくすれば、梅雨の時期に入るため、もともと雨の日が多い金沢において、ますます私の視線から下々の者は身を隠す。
そんなとき、日々の精神修養のためのモミモミの効果も薄れ、私は若干イライラする。かといって、我が社の従業員に、イライラをぶつければ、信用を失うことにもなり、業績も悪くなる恐れがある。
そういうときは、私は一人で見えない敵に戦いを挑むことにしている。
この緑の葉の隙間に、きらびやかに輝く金と銀が、風にゆらめくと、もう、たまったものではない。私は我を忘れて、その瞳孔を最大レベルに開き、猛ダッシュで、見えない敵に挑む。
見えない敵は、なかなか倒れてはくれないが、私は、そうしているうちに時の流れを忘れ、時空の彼方に意識が遠ざかっていく。この戦いは、私の内面にある暗黒の意識との戦いなのだ。
モミモミも精神修養に役立っているが、この見えない敵との戦いも、私の精神修養に一役買い、それは、社の経営にも大変意味のなる大きな役割を担っているのだ。
しかし、モミモミとは違い、この戦いには、かなりのエネルギーを使う。
私は戦いを始めると、約2分でカラータイマーが点滅をはじめ、およそ3分でエネルギーを使い果たしてしまう。ちょうど、カップヌードルができるまでの時間だ。
モミモミは毎日だが、戦いは2日に一度で十分だ。
戦ったあとは、眠る・・・いや瞑想をすることにしている。
写真は、眠って・・・いや瞑想の最中を従業員が撮影したものだ。自分で言うのも何だが、まるで眠っているような見事な瞑想だ。しかし眠っているのではない。
瞑想だ。
私は雨の日は苦手だが、それでも、こうやって精神の鍛錬を怠らない。さて、梅雨にそなえ、そろそろ新しい見えない敵を社の経費で購入しておこう。
では諸君、また会おう。